
チャリロト杯(FⅡ)

選手インタビュー
A級チャレンジ決勝インタビュー
坂田学
近畿で井坂君の番手へ。準決は秋山君を不発にさせてくれたしメチャクチャ強かった。自分も番手の仕事ができたと思う。
三澤優樹
年齢的にも僕が池田君の番手へ。人の後ろを回るのは今回が初めて。
秋山太洋
自力。脚は仕上がっていると思ったけど、短走路は難しいですね。北ラインが強烈だけど優勝を狙いたい。
池田充槻
僕が三澤さんの前で自力勝負。まだレースが甘いし、ラインで決めるのは難しいですね。少しずつ慣れて行きたい。
塩川真一郎
決めず前々。これは、マイ浴衣でなく、競輪場のものです(笑)。左足の状態が良くなり、自分の走りができた。
三木翔太
関東で秋山君へ。もちろん、勝つ走りをやって貰えれば十分です。
井坂泰誓
今回は自分のレースが出来ていると思う。相手も強烈だけど、優勝できる様に頑張りたい。
近畿で井坂君の番手へ。準決は秋山君を不発にさせてくれたしメチャクチャ強かった。自分も番手の仕事ができたと思う。
三澤優樹
年齢的にも僕が池田君の番手へ。人の後ろを回るのは今回が初めて。
秋山太洋
自力。脚は仕上がっていると思ったけど、短走路は難しいですね。北ラインが強烈だけど優勝を狙いたい。
池田充槻
僕が三澤さんの前で自力勝負。まだレースが甘いし、ラインで決めるのは難しいですね。少しずつ慣れて行きたい。
塩川真一郎
決めず前々。これは、マイ浴衣でなく、競輪場のものです(笑)。左足の状態が良くなり、自分の走りができた。
三木翔太
関東で秋山君へ。もちろん、勝つ走りをやって貰えれば十分です。
井坂泰誓
今回は自分のレースが出来ていると思う。相手も強烈だけど、優勝できる様に頑張りたい。


二日目勝因敗因
1R

1大越 啓介
絶対、突っ張りと言う感じでもなかった。渡邉君が勢い良く来れば、出させていた。もしくは、白木さんが離れ気味だったら番手の作戦。だけど、途中で腹をくくった感じですね。補充だけど、伊藤さんとワンツーが決まったので。
2伊藤 之人
僕がやったのはスタートを取るぐらい。あとは、全部、大越君がやってくれた感じです。1着権利だし、差す事が出来て良かった。4渡邉 正人
大越さんに力負けですね。すみません、腰の具合も良くないので、これで帰ります。5下田 和美
腰の具合も良くないし、今期いっぱいですね。だけど、S級で2回優勝できたし、共同通信社杯の初日特選スタートもあった。丁度、合志君が優勝したレースだけど、良い思い出がたくさんありますよ。2R

1増成 富夫
イエローラインが審議でしたか。6番の影響があってセーフだったけど、先行選手として反省ですね。これから、更に気をつけて走って行かないと。
3磯村 蓮太
メンバーを見て、単騎とコメントしました。増成さんが強かったですね。4藤田 晃英
デビュー戦が前橋でした。だけど2日目に落車して欠場。もう、あれから30年です。5長谷 隆志
きっちり、増成君とワンツーを決めたかったけど、途中でいっぱいだった。6木村 健司
今は息子も頑張っているので。優駿と言う名前は、丁度、ディープインパクトが優勝した年に産まれたので。敢えて軽いギヤで走らせているけど、あとは本人次第なので。今後もよろしくお願いします。3R

1倉松 涼
ジカで競られたのは3、4回目ぐらい。もう追い込みでやって行こうと思うし、勉強になりました。そうでないと、初日から馬も付けてもらえないので。最後、抜きに行ったけど、野見さんに踏み直された。
2野見 泰要
先行1車でボーナスステージ? そんなに簡単なレースではないですよ。後ろが競り勝つ様に踏んだし、そこの意思疏通は出来ていた。3坂本 英一
タテ脚で倉松君に競り負けた。テクニックは関係ないし、もう年ですよ(苦笑) 。せめて、沢亀君のところを決めていれば。4永山 英司
流れで追い上げも考えていましたが…。
6澤亀 浩司
坂本君を持って行った時に、内を掬われてしまった。余裕はあったけど、残念です。7佐野 多喜男
明日も英一さんの後ろで頑張ります。4R

1中川 飛隆
練習不足ですね。あとは、ドームは特殊だし、上手く対応出来ていない。突っ張ったけど、永田さんに脚負けです。
2永田 隼一
連日、新人との2分戦できつい。今回、九州の自力選手がいないし、岡山の大御所の先行選手もいるので。3富永 昌久
永田さんが強かった。最終日は競りになるけど西同士の磯村君へ。4滝川 秀嗣
(落車し滑入) 。5平澤 秀信
最終日は色々と知っているので坂本さんと競れない。なので、4番手になるけど関東ラインの後ろへ。6菅藤 智
中川君が行ってくれたので。ただ、永田さんのスピードは違いました。7吉田 英二
みんな最後、狭いコースを突っ込んできますね。5R

1三澤 優樹
だいたい、あの辺りから仕掛け様と思っていた。だけど、本当なら突っ張らないと。もっと後ろの事を気遣うべきだった。
2三浦 綾
三澤君のダッシュが凄くて付いて行けなかった。3大中 拓磨
もっと引きつけても良かったかな。もう少し上手く走れば、番手に入れていたかも。だけど、そもそも力の違いがあっても、叩かれては駄目ですね。4陶器 一馬
大中君は良いレースでしたよ。もっと引きつけるか、逆にバーンと駆けていれば、番手に入っていたと思う。5三木 翔太
三浦君がきつそうに見えたので、バックでは自分で捲った。地元だし、たまたまですよ。6早坂 道義
4番手だったし、前の三木君が仕掛けてくれたので確定板に載れた。7梶山 大輔
本当は、三澤君が突っ張るかなと…。そこを、内から位置を取りに行こうと思っていた。引いたし、上手く行かないですね。6R
2池田 充槻
ラインで決められず残念。平山さんと伊藤さんに申し訳ないですね。明日は三澤さんの前で自力勝負。3森川 剛
入れ替えがあったりして難しいレースになってしまった。國井君に離れて申し訳ない。4塩川 真一郎
競輪は前々ですね。前にいれば、内が空くこともあるので。左足の状態が良くなったのも大きい。6國井 裕樹
北日本を分断とか考えていなかったし、流れで併走になっただけ。前々のレースは出来たと思う。7伊藤 司
追走技術の甘さですね。自分の位置を守る事が出来なかった。最終日は猪野君に任せる。7R

1中村 賢二
僕がやったのはスタートを取る事。坂田さんが仕事をしやすい様に内を締めていただけ。
2坂田 学
井坂君がメチャクチャ、強かったですよ。自分も番手の仕事が出来たと思う。3秋山 太洋
後ろ攻めになったのもあるけど、思った以上に車が出なかった。ギリギリ、決勝に乗れたけど、地元の先輩に申し訳ない。4土屋 宏
秋山君が併されてきつそうでしたね。最終日は連係実績が多い、中川君を信頼。6井坂 泰誓
中村さんが前を取ってくれたのが大きい。それで自分のペースに持ち込む事ができた。7長岡 豪
中村君が1番車なのが痛かったですね。2分戦だし、前を取られてしまうと。初日勝因敗因
1R

1中村 賢二
磯村君も野見さんとの踏み合いできつかったと思いますよ。まだ余裕があったから、自分で捲りに行った。本当は決まり手は付けたくなかったですが。今は若手に鍛えられているから状態が良いと思う。
2塩川 真一郎
まずは野見君が叩き切ってくれたので。左足に力が入らなかったけど、休んだら良くなっていた。3野見 泰要
あそこまで磯村君に抵抗されるときついですよ。叩くのに、かなり脚を使った。出てからは緩めたし、そこを伊藤さんと中村君に捲られた感じです。4磯村 蓮太
覚悟が足りなかったですね。野見さんが、もっと簡単に諦めてくれると思ったのが失敗。5白木 正彦
あのダッシュには付いて行けなかった。リカバリーで内に行ったけど、車輪をはらわれそうになり、危なかった。6伊藤 司
あれだけ踏み合いがあったし展開ですよ。単騎だけど、一発が決まった感じです。7佐野 多喜男
ずっと内は締めていられなかった。そこは白木さんが入ってきた。あれを自分で捲るのだから中村君は強いですね。全然、付いて行ける感じがしなかった。2R

1坂田 学
伊藤君が前を取ると、イン粘り。だからスタートは全力で取りに行った。外から伊藤君が追い上げてきたけど、大中君も気を使ってくれたので。
2大中 拓磨
坂田さんがSを取ってくれたので。それで駆けやすくなった。自分なりに状態は良いけど、準決は強い新人がいるので。3坂本 英一
早坂君が入れてくれたので。それもあったから外を踏んだけど、伸びなかった。4伊藤 之人
スタートが全てでしたね。2分戦だし、前を取りたかった。5早坂 道義
坂本さんが外を踏んでくれたので。見切りで内に行ったけど、空いて良かった。6滝川 秀嗣
技術が足りなかった。坂本さんが見えてので、外に張ってしまった。そこを内から来られて。余裕があれば、あのままじっとしていて、内に行くのですが。3R

1倉松 涼
今日は増成さんに任せていたので。自分も脚力がなかった。
2増成 富夫
わしが切るのが下手だった。あれは失敗。後輩の山崎駿君が誘導の早期追い抜きで失格になったのは知らなかった。3陶器 一馬
全部、後輩の井坂君がやってくれた。強かったし、良いレースでしたよ。4井坂 泰誓
2分戦だし、スタートは取りに行った。まずは、増成さんをダッシュ勝負で突っ張った。その後は、徐々駆けでペースだった。切替もあったし、展開も味方してくれた。5永山 英司
スタートで大阪勢が前を取ったのが痛かった。6渡邉 正人
単騎だし一発狙いましたが…。前回の岸和田が終わってから体調を崩した。追加も断った感じで。練習も出来なかったし、こんな感じですね。4R

1森川 剛
あんなに國井君が強いのは知らなかった。なめていました(大笑い)。ブロックしたら中川君は止まったし、ワンツーが決まり良かった。
2土屋 宏
中川君が併されてしまったので。それでも諦めなかったから、自分で踏み込み届く事ができた。3中川 飛隆
ハンドルが浮いてしまったし失敗です。叩けなかったし、地元の先輩に申し訳ない。4國井 裕樹
森川さんがスタートを取ってくれたのが大きかった。あとは、中川君を見ながら、全部、併せる事ができた。体調不良で休んでいたけど、思った以上に走れた。6菅藤 智
中川君が苦しそうに見えたので内に行ったけど、いっぱいでした。5R

1池田 充槻
飯塚さんが当日欠場で先行1車。本当は2周、行くつもりが、途中でパニックになってしまった。後ろの入れ替わりとかあったので。コメントで取鳥さんが3番手だし、もっと気を使って走れば良かった。
2三浦 綾
狙われる可能性もあったし、きっちり池田君とワンツーが決まり良かった。3飯塚 直人
(当日病気欠場)4時松 正
番手も考えたけど、まずは、北ラインの後ろかなと。飯塚君が欠場して難しいレースになってしまった。5取鳥 敬一
(落車し棄権) 。6澤亀 浩司
目の前に飛んできたし、危なかったですよ。あとは、時松君が頑張ってくれたので。7森下 忠夫
(落車し棄権)。6R

1平山 優太
九州勢が外から来る可能性もあるので、スタートは全力で取りに行った。三澤君がカマされそうになった場面もあったけど、落ち着いて駆けてくれた。強かったですよ。
2三澤 優樹
ドームは流れるから駆けやすいですね。ただ、後ろが見にくいので、永田さんの動向が分からなかった。 平山君とワンツーだし、調子は良いと思う。6長岡 豪
普通に三澤君が突っ張ってくれたので。あとは、平山君もコースを作ってくれたし恵まれた。7吉田 英二
4番手4着だし展開次第ですね。東の4人で決まり良かった。7R

1秋山 太洋
後ろがどうなっていたかは分からなかった。ただ、怪我する前より強くなっていると思う。前だったら残れていなかった。今は東京の若手で切磋琢磨。いつも山本勝利さんに鍛えられている。
2吉松 賢二
(落車し棄権) 。3三木 翔太
きちんと秋山君に付いて行けず、吉松さんに迷惑をかけてしまった。内容のない2着だし、全然、ダメです。 秋山君もあれを突っ張るのは厳しかったと思う。4猪野 泰介
秋山君に駆けられたら捲れない。それで前々のレースになった。地元勢には申し訳なかったですが。5吉川 誠
(落車し棄権) 。6平澤 秀信
猪野君が前々に踏んでくれたけど、自分もきつかったですね。 ドームの内で競り負けている様ではダメですね。初日インタビュー
1R
1 中村賢二
同県の磯村君。福井は岩原君のおかげで優勝する事ができた。中2日だけど疲れは感じていない。2 塩川真一郎
中四国ラインで野見君へ。松戸モーニングの落車は軽傷だと思ったけど、意外とダメージが大きかった。だけど、休んできたので大丈夫。3 野見泰要
自力。今回は強い新人がいるし、まずは予選を頑張らないと。ここも結構、厳しいメンバー構成。4 磯村蓮太
自力。ドームを走るのは初めて。佐野さんの1車は大きいですね。5 白木正彦
伊藤君には悪いけど、ここは野見君ラインの3番手から。点数も余裕がないので。6 伊藤司
単騎で自力。行けるところからになる。前期はギリギリだけど70点を確保できた。7 佐野多喜男
愛知勢の後ろから。番手の中村君の安定感が魅力なので。2R
1 坂田学
同県の大中君へ。ドームは2年前に来て準優勝だった。今回は、それ以来です。2 大中拓磨
自力。番手の坂田さんとは、結構、連係しています。ワンツーが決まる様に頑張ります。3 坂本英一
関東で伊藤君へ。前節、宗景君は暴れていましたね。彼の競輪人生は凄いと思いますよ。4 伊藤之人
自在。大中君との2分戦になるし、S取りが最低条件になる。まずは、スタート勝負。5 早坂道義
関東の3番手。静岡の落車は打撲と擦過傷程度で大丈夫です。6 滝川秀嗣
兵庫勢の後ろへ。しっかり追走したい。7 下田和美
目標が不在だし決めずに走る。3R
1 倉松涼
中四国で増成さんへ。降班してから決勝に乗れているけど、まだ1着がないので。2 増成富夫
4車とはビックリだね。これも、今迄の積み重ねかな。追加だけど、ドームを走るのは久々。3 陶器一馬
同県の井坂君へ。相手が増成さんで厳しいけど、2人で頑張りたい。4 井坂泰誓
自力。増成さんのラインは4車で、自分らは2車。人気がないですね(苦笑) 。5 永山英司
前回の平塚で増成さんと一緒。強いレースをやっていたし中四国勢の後ろへ。6 渡邉正人
単騎で自力。この間のドームで、兄貴は単騎で走り大穴を出していた。いくら別線と言っても、北同士で競っていた。あの勝負根性が自分にはないので。7 梶山大輔
僕は永山さんの後ろで頑張るだけです。4R
1 森川剛
同県の國井君へ。何ヶ月か前の開催で俺がメロン車券を出した。だけど、解説が俺を推奨していなかった(笑) 。2 土屋宏
上越ラインで中川君。3場所前の青森モーニングの予選で差してワンツー。準決も一緒だったけど、離れて迷惑をかけてしまった。3 中川飛隆
自力。養成所に合格するまで8回掛かった。緊張感はなくなってきたけど、まだまだです。4 國井裕樹
自力。熱と喉の痛みがあり、1本欠場した。普段はバンクには行かないですね。森川さんに迷惑を掛けない様に。5 藤田晃英
前の2人が頑張ると思うので、神奈川コンビを信頼する。6 菅藤智
上越の3番手。追加だけど、大丈夫です。7 長谷隆志
目標が不在だし先手ラインを追走する。5R
1 池田充槻
自力。宇都宮は失敗したけど、前回の京王閣は良いイメージで走れた。急な追加で調整はしていない。ドームは初めてだけど練習バンクの六郷も同じ33バンクなので。2 三浦綾
北ラインで池田君へ。強すぎるし、しっかり追走する。3 飯塚直人
相手が強烈だけど、九州の先頭で頑張りたい。4 時松正
飯塚君が頑張ると言ってくれたので任せます。5 取鳥敬一
九州勢の動向が分からないけど、後ろに森下君もいるし北ラインの後ろを主張。6 澤亀浩司
厳しいレースになりそうだが、九州で連係。7 森下忠夫
池田君の番手を狙うか、4番手。悩んだけど、4番手を追走して。6R
1 平山優太
同県で同級生の三澤君。4場所前の、地元いわき平で優勝を取らせてもらった。2 三澤優樹
自力。平山君とは同級生だけど、この世界で、それを言うのも…。高校も大学もロードをやっていた。それから社会人も経験している。3 後田康成
前回の玉野は決勝に進出できたので。ここは九州で永田君を信頼する。4 永田隼一
九州の先頭で、やれる事を精一杯やりたい。5 富永昌久
九州結束で3番手。勝ち上がれる様に頑張りたい。6 長岡豪
福島コンビの後ろへ。良い位置を回れるし離れない様に。7 吉田英二
選択肢は決めずにやるか、東の4番手。考えた結果、東で結束。7R
1 秋山太洋
自力。怪我明けだけど、練習では、いつもと同じぐらいになっていた。焦って失敗するケースがあるので落ち着いて走りたい。2 吉松賢二
三木君には先行してもらっている。それがあるから、点数に関係なく関東の3番手。 チャレンジは5年振りぐらいかな。3 三木翔太
吉松さんの言葉に甘えて秋山君。やっと代謝のピンチを脱出した。4 猪野泰介
自力。秋山君との2分戦だけど、頑張りたい。5 吉川誠
小林さんの了解を得て、関東ラインの後ろを回る。4番手でも、その方が固いと思うので。6 平澤秀信
猪野君。函館で開催指導員をやっている。売り上げが目標を超えて良かったですよ。7 小林宏年
吉川君が関東に行くなら自分でやります。

コラム一覧
日刊スポーツ評論家 山口幸二
ヤマコーの「やってやるって!」過去の一覧アーカイブはこちら
↓↓↓コンドルネット新聞、今すぐ登録↓↓↓
武田一康(たけだかずやす)
コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。
66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。
趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。
見出し
本文
降りておいて相手の手を見せてくれとは言えない
四十を一寸こえた辺りの一時期、金の入り用が重なり、車券に廻す金が一銭もなくなった。日々じりじりしている私を見かねた某君から、どうしても気がある所があったら言ってくれれば。お愛想で言ったのかもしれない。おそらくお愛想だったろう。が、私はかわまず親切な申し出と決めつけ、渡りに船と飛び乗った。
最初はただ買わないで見るのはつまらない。そんなふうな買いだったから、はずれの債務残高がのしかかるということなぞなかった。ただ借りは借りだからまったく気にしないじゃ堅気じゃない。ほとんど当りらしい当たりもないまま半月か一月たったくらいで、気まずい単位を軽く超えた。そうなるとこちらの買いも荒くなる。出動回数もおのずから増える。頼む私の方の顔は紅潮し、受ける某君の方の顔は曇った。あまりアツくならない方がいい、某君はやんわりとたしなめた。精算などいつだっていいのだから。しかしこちらは止まらない。たいした加速でもないがバックは踏めない。某君はもう自分の車券どころじゃなくなり、私の車券の応援団もどきになる始末であった。
ここまでの拙稿が、表題の「降りておいて相手の手を見せてくれとは言えない」にどう結着するのか。某君と私の軟着陸のてんまつを何時の日か詳述してみたい。
竹林一彦(たけばやし・かずひこ)
一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。
町田洋一
元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
打倒ヤマコウがモットーなのか!?
twitter
https://twitter.com/matchyou1925